医師が教えるサプリメントの選び方(概要)

サプリメント選びには、いくつかのポイントがあります。これだけ確認すれば大丈夫、ということではないのですが、一つの目安になると思いますので、こちらにまとめておきます。 (より詳細な選び方は、随時更新していきます。)

本当に自分に必要な成分か

意外と多いのが、自己判断で不調の原因を判断し、サプリメント選びを間違ってしまうことです。例えば、「貧血なので鉄のサプリメントを飲んでいます。」という方の血液検査をしてみると、鉄は十分足りていた、ということなどもよくあります。明確な不調がある場合は、病気が潜んでいる場合もありますので、一度、医療機関で検査を受けておくことも大切です。

添加物

一概に、添加物が入っているとだめ、ということではありません。品質を保つために配合せざるを得ないもの、カプセルなどの形状にするために必要なものなどもあります。しかし、一方で、発がん性が指摘されているものや、海外では規制されている添加物などもありますので、注意が必要です。

形状(カプセル、打錠、ソフトジェルカプセル、顆粒、タブレットなど)

成分によっては、「その成分にあった形状」があることもあります。例えば、油と一緒に取ると吸収がよくなる成分は、オイル原料と一緒にソフトジェルカプセルにしていたりと、様々な工夫をしている製品もあります。一方で、形状は飲みやすさにも関わってきますので、続けやすい、飲みやすい形状を選ぶことも重要です。

価格

安いから悪い、高いほうが良いということではありません。使用している原料の違いや、配合量の違いが値段に反映されていることも多いので、自分にあった商品を選ぶことが重要です。(極端に安すぎる商品などは配合内容などをよく確認しましょう。)

安全性

特に海外で製造された製品では、品質に差があることも多いようです。製造場所以外にも、使用している原料の安全性や、安全性試験などを行っているかなど、注意が必要です。

薬との飲み合わせ

サプリメントは日本の法律上は「食品」の扱いですが、中には薬との飲み合わせを確認する必要がある成分もあります。(薬と食品でも飲み合わせが悪いものもあるので、当たり前かもしれませんが、注意しましょう。)