医師がサプリメントに注目する理由

日本人は長寿だけれど不健康?

世界でトップレベルの平均寿命を誇る日本ですが、健康上問題なく日常生活が送れる状態である“健康寿命”は伸びていないのが現状です。 国民の健康増進という課題に対して、医師として行うべきは、病気を治すことだけではありません。 病気を作らない、病気を早期発見する、そして病気の進行を遅らせる、など、医師であるからこそ、皆さんの健康を維持・増進する「予防医療」に積極的に取り組むべきでしょう。それにより、健康長寿を伸ばすことが現実のものになると考えています。

予防医療としてのサプリメントのすすめ

予防医療には、

一次予防 病気を作らない
二次予防 早期のレベルで発見する
三次予防 病気の進行を遅らせる 

という3つの段階があります。

この中で、医療機関の取り組みが十分でないのは「一次予防」と言えるでしょう。一次予防には、運動や生活習慣の改善などを皆さん自身が日常生活の中で取り組むことが必要で、医療機関が直接介入できないからです。 私は医師として、一次予防のためにサプリメントには利用価値があると考えています。各種ビタミン、ミネラル、鉄分や腸内細菌素材にはサプリメントの方が医薬品よりも優れているものも登場しています。また、サプリメントにはエビデンスが不十分なものが多いにせよ元来医薬品だったものがサプリメントとして利用できるものもありますし、医療現場では積極的にサプリメントの服用を患者さんには勧めない医師も、実際のところ自分ではサプリメントを何種類も服用しているということはしばしばある話です。予防やコンディショニング効果の点で、サプリメントは有用であることが多いと思います。また、サプリメントには一般に普及しているので取り入れやすく、運動や生活改善より続けやすいというメリットもあります。

サプリメントを「自分で選ぶ」ための知識を届けたい

アメリカなどの西欧諸国では、特に予防医療が重視されており、サプリメントなどに関する情報をしっかりと入手して積極的に活用する方が多いようです。一方、日本では病気になったら病院で治せばよいという考えからか、予防医療の概念は医療従事者側にも患者さん側にも浸透していない印象を受けます。すなわち、予防医療としてサプリメントを積極的に活用するという習慣は育まれていません。

その理由は、保険制度の違いなどもありますが、日本ではまだ、サプリメントを自分で選び、活用するための知識や情報が十分とは言えないことも一つの要因だと思います。

そんな現状を打破し、予防医療をより積極的に推進するために、これまで、自らのクリニックでサプリメントに関するアドバイスを行ったり、安心・安全で有効なサプリメントの開発、提供も行ってきました。その一環として、より多くの方に、予防医療のキーとしてサプリメントを有効に活用していただけるように、このサイトの制作に至りました。

繰り返しになりますが、医師は病気を治すことだけではなく、病気をなくすこと、「予防医療」を実践することもその使命だと考えています。その上で、一次予防としての「サプリメント」効能に大変注目しています。