なぜサプリメントを「選ぶ」必要があるのか

皆さんはどのようにサプリメントを選んでいますか?

ドラッグストアや通販サイトでは、価格や成分量、形状など様々な製品が並んでいます。どれを選んで良いか分からず、最終的には価格や知名度、広告のわかりやすさなどで選びがちなのではないでしょうか。

ですが、市場のサプリは玉石混交。安価であっても有効な成分がほとんど配合されていないもの、賦形剤や添加物が必要以上に使われているものなども多く出回っています。 実は、その「選び方」では、サプリメント本来の効果効能が得られていないかもしれません。

「1日分の○○」=「必要な量」ではない

例えば、サプリメントだけではなく、食品や飲料でよく見られる、「1日分の◯◯」というキャッチコピー。この「一日分」というのは、厚生労働省の定める栄養素の摂取基準を目安にしているものがほとんどです。 しかし、厚生労働省の摂取基準は、欠乏症に陥らないために設定された基準のため、この成分量だけで十分とは言えない場合もあります。より積極的に健康を促進したり、病気には至っていない(未病の状態の)不調を解消するためには、より多くの栄養素を取る必要があることも、少なくないのです。

「成分量が同じ」=「効果効能が同じ」ではない

また、成分の配合量が同じであっても、その効果効能が同じとは言えません。なぜなら、原料や配合成分、添加物、製造方法や製造場所など、何かしらの違いがあることがほとんどだからです。商品によって、より吸収されやすい原料が使われていたり、相乗効果の期待できる別の成分を配合していたり……。表示上は有効成分の量が同じでも、その効果効能は同じではないのです。

以上で見てきたように、サプリメント選びを間違えては、正しく効果効能が得られません。ですから、サプリメントを健康に役立てるためには「選び方」が大切なのです。